筒井康隆史上最高のギャグ小説「公衆排尿協会」あらすじと感想
表紙裏に書いてあった、孫悟空と観音様のポルノ小説というのが気になったので購入。「魚籃観音記」というのですが、まだ怖くて読んでません。
途中にあった「公衆排尿協会」が馬鹿らしくて笑えたので、かんたんなあらすじとちょっとした感想を残しておきたいと思います。
あらすじ
尿意で性器が大きくなる男の話
会食中に尿意を催すが近くのトイレは故障中
バスに乗りトイレを探すが、辿り着いたのは我慢するエロチシズムを説く宗教団体だった。トイレはなく皆カップルでいちゃつき我慢する悦びに浸っている。
男は我慢できず屋上で放尿し地上には黄色の滝ができた。皆は彼を崇めた
あらすじはツイートの文字数にしています。
感想
思わず最後の放尿シーンで笑ってしまいました。
突然ほとばしりでた小便の勢いでおれのからだは二メートルばかりうしろへすっとんだ
ここまでは淡々として真面目だったのに、いきなり「おしっこでからだが2メートル吹っ飛んだ!」とか言われたらそりゃ笑ってしまいますよね(同意を求める)
しかもおしっこをみた人たちが
「わあ」
「あまりにも」
「かくも偉大な」
「理不尽にして荘厳」
とか言い出すんです。おしっこに対してです。ここで畳みかけるのは卑怯でしょう(笑)
さいごに
筒井康隆はこういうお下劣な小説も書いてくれるから好きです。大人版コロコロコミックって感じ(漫画ですらないけど)
おしっこで喜ぶ女子大生とは....。
ともあれ面白かったので、この感情を日記に残しました。